Red Bull Ride 2003 -Jindabyne Austraria-

遡る事15年前、オーストラリアで行われたフリーライドコンテストに参加しました。

参加したといっても、まともに走れず自分のダメさを再確認しただけなのですが、

外国のコース・人達の走りを見ることで得た事も多く、今のパーク造りに繋がっています。

 

確認1・トップライダーでもビビる

大会には当時のダウンヒル&フリーライドのトッププロ達が集まっていました。

特に北半球に住むライダーたちは1月に開催されたので身体が動いてない感じでしたが

オージープロ達の走りを参考にしてセクションをこなしていきました。

その時に失敗もするのですが、リカバリーが上手いのが印象に残りました。

 

確認2・習熟度 こなしの厚さ

例えばウィリー。広くて平らな場所だったらできる人が多いと思うのですが、

地上2mにある一本橋の上でできるでしょうか?

ドロップやキャニオンジャンプ、どんな場所でも大きさでも、自分の技が繰り出せる凄さを目の当たりにしました。

 

確認3・大きさより正確さ

一番大きなドロップは落差9m、距離7mぐらいだったと思うのですが、バックサイドが非常に小さい(汗)

他のセクションもかなりキツキツに造られていて、

単純に大きいのを飛ぶのが凄いのではなく、コントロールしていかに合わせられるかが重要視されているようでした。

 

確認4・地元ライダーのレベルの高さ

大会の前後は加納君に案内してもらって、ローカルの一般ライダーと走りましたが

自分よりもその人が大会出場した方が良いと思ったぐらい凄くレベルが高かったです。

トレールの途中で出会ったお腹がとんび出たおじさんも安価な自転車でバンバン飛んでいたのが印象的でした。

 

話が脱線しますが・・・

そんなこんなで、日本に戻ってからみんなのスタンダードを上げる為のパークを造りたいと思っていたら

たまたま店のお客さんで山の土地を持っている人がいて貸してもらえることになって早13年。

 

最初の頃は今思うと恐ろしいセクションも多々ありましたが、

ひろ先生との出会いによって®のイロハを教わり、今ではなんとなく気持ち良いセクションが造れるようになりました。

 

うちのパークは大きめのセクションもありますが、単純に大きいだけで、気持ちよさが増す感じです♪

気持ちよく浮いていれば、自然とこなしが厚くなるという思いから、難しいセクションを造らないようにしています。

そんな感じですので、皆さん気軽にGを楽しみに来てください!

photo:Shinichiro Kano

加納君には写真・ビデオ撮影だけで無く

チケットの手配からサポートなど色々助けてもらいました。

感謝。